2008年12月7日日曜日

那須高原の別世界①-聖母修道院

那須は那須連山の東斜面一帯に広がる北関東有数の高原リゾートです。スキー場、温泉場、ゴルフ場、別荘地等が豊かな森林の中に点在しています。特に高原の南半分は、観光施設も多く、シーズン中は人と車で込み合います。

一方、高原の北半分と東北本線を越えた東の地域は、静かな別荘地、牧場、農村地帯が中心です。当NPOが主宰する「スローステイ倶楽部」< http://www.slowstay.org >の施設会員になっていただいたSさんにご案内をいただいて、今まであまり足を踏み入れなかった那須の北部と東北本線の東側(旧奥羽街道沿い)をドライブしてきました。

福島県の甲子高原や白河の関に通じる北一帯は別荘地と牧場、農作地中心で、車も人影もまばらです。それぞれの所有地の境界線には目立った囲いもないので、よそ者の目には、平坦でのんびりした林や森や農作地が続いている印象です。

そのなかで、よく手入れされた植木が敷地をぐるりと取り囲んでいる一帯がありました。生半可な広さではありません。敷地を囲う植樹さえ気の遠くなるほど大変な手間なのに、きちんと剪定までされています。外周を何キロも走って、やっと正門にたどり着いたら、そこは厳律シトー会が運営する那須の聖母修道院(トラピスチーヌ)でした。

いかめしい門塀こそないものの、関係者以外立ち入りお断りの園内は、よく手入れされた庭や畑が見渡す限り続いています。この広大な敷地を女手だけで維持できるとは到底思えませんが、のこのこ入っていって、世俗的な質問をすることは、流石に憚られました。後で聞くと、予約すれば宿泊も可能とか-究極のスローライフを垣間見たい人はどうぞ。
 
 

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