2008年12月7日日曜日

ジェットフォイルのこと-佐渡⑦

佐渡からの帰りの船を、再びフェリーにするか、ジェットフォイルにするか、ちょっと迷いました。フェリーは両津から新潟まで2時間半かかり、料金は2,440円。ジェットフォイルは、1時間で両港を結ぶが、料金は6,340円、フェリー2等の2倍半です。1時間半の時間短縮を3,900円で買うほどご大層な身分ではないのですが、ま、話の種に、とジェットフォイルに乗り込みました。

見た目には小さな船ですが、船内には220席以上の座席がずらっと並んで、ジャンボ機のエコノミー席の趣。それもそのはず、アメリカのボーイング社が設計・製造したもので、現在は川崎重工がライセンス生産をしているそうです。海水を吸入し、それを勢いよく噴射しながら推進する仕組みになっているので、とも角早い! 船内の表示速度は、時速70キロから80キロの間を指しています。振動や騒音はあまり気にならないレベルで、横揺れもなし。波が静かなら、海上の移動手段としては、中々の優れものです。

でも、料金のことはやはり気になりますね~。朝6時台、7時台の早朝便利用に限って、40%以上の割引はあるものの、通常の往復割引や回数券利用では、一乗船あたり、5千円を下らない。佐渡の住民限定の特別料金制度があるのかと思ったら、それは無いそうです。結局、よほど急がない限り、冬場でも運行の安定しているフェリーに乗るのが一番、ということでしょうかね?

初めてこの島を訪れた私の印象では、佐渡は、1、2泊でバタバタ走り回るような観光地ではなさそうです。遠くて、広くて、懐が深い、と割り切って、最低限1週間ぐらいは滞在するつもりで行かれることをお薦めします。そんな佐渡の四季をゆったり味わいたい方は、佐渡行記<http://sadokouki.web.fc2.com/ >をご参考までに。
  

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