2008年12月7日日曜日

片寄せ波の浪板海岸


釜石から三陸海岸を宮古方向に北上すると、国道45号線沿いに白砂青松の浪板海岸を見下ろす展望台があります。昔仙台にいたときに一度来たことがあって、夏休み前の人気のない海で泳ぎました。元々殆ど波の立たない海岸と聞いていた記憶があり、現に泳いだ時も、確かにそうだった、と思い込んでいました。

そんな話を車の中で得意げに話していて、いざ現地に着いてみると、高台から見下ろす浪板海岸には綺麗な波が幾重にも打ち寄せているではないですか。おまけに、何人かのサーファーまでいる!

「えーっ、どうなってんの?」
「浪板って、サーフボードのことじゃないの?」
「サーフィンが流行る以前から浪板って言ってたんだから、そんなはずないけどなー?」

後で調べたら、ここは「寄せる波だけで、返す波がない『片寄せ波』 の海岸として世界的に有名」とありました。どうしてそういう現象がおきるのかは、「砂粒が大きく、引き波が吸収されてしまうから」と書いてありましたが、はっきりとは分りません。次々と穏かにおし寄せる波が、まるで大きな白い板のように規則正しく並ぶ様は、なかなかのものです。
 

三陸屈指の海岸だけあって水も澄みきっています。一方、私の記憶は混濁するばかり。人から聞いたことも曖昧、自分自身の経験記憶も曖昧、となると、脳がクラッシュする前兆か?

 

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