2008年12月7日日曜日

激減してしまった宮古馬-宮古島その2

宮古島在住のIさんに、宮古馬の飼育牧場に案内していただきました。宮古島固有種の宮古馬は、最盛期には1万2千頭を越えて飼育されていたそうですが、今や30頭程度にまで激減したそうです。かつてサトウキビ栽培に欠かせないパートナーだったといいますが、機械化が進んで、宮古馬の需要が急速に衰退したそうです。
 
画像では分かりにくいかもしれませんが、体高120センチほどの小柄な馬です。おとなしく、穏やかな顔つきをしていて、事実人に良くなつくそうです。ホームページで調べると、「粗食と重労働によく耐え、小柄ながら重い荷物を運ぶ能力にすぐれる。蹄が硬いので、サンゴ石岩石の悪路でも、蹄鉄をはめる必要がない」という趣旨の記載がありました。
 
私が訪れた「荷川取(にかどり)牧場」<http://nikadorifarm.ti-da.net >では、6,000坪の広大な牧場で、宮古馬が自由に草を食んでいます。最近は、真っ白い砂浜が印象的な前浜まで出張して、お客さんのお相手をしているそうで、馬も平和な日々を送っているようです。

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