2010年1月31日日曜日

「置くとパス」!?

南三陸町の市街地に「おさかな通り」という界隈がある。魚屋さんが軒を連ねて商売に励んでいて、イベントの時には、観光客が群れ集うという。この一角に、同町の観光協会が運営する「汐かぜカフェ」という可愛い店がある。店内には、この町の有志が手作りしたいろいろな商品が陳列されていて、観光客にも人気があるらしい。

壁際に並べられたボックス型の棚には、木工品、アクセサリー、袋物、置物などいろんなジャンルの製品が置かれている。このボックス一つ一つが実は個人のお店になっていて、近々誰の店なのかラベルを貼る予定とのこと。産直市場で生産者がそれぞれ区画を持っているのと似ていますね。

この店の入り口近くの置き台に、蛸の置物が飾ってあった。セメントで作った文鎮で、合格祈願の旗を背負っている。南三陸町のマダコは「西の明石、東の志津川」と称されるほどのブランド品であるが、何で合格祈願かと聞いたら、「置くとパス」という返答が帰ってきた。蛸の英名<Octopus>をひねったらしく、これを考え付いた人はなかなか知恵者ですね。大きいのと小さいのと2種類あって、この日は小さいのは売り切れ、生産が間に合わないほどの人気らしい。

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