宮城県南三陸町は、石巻市と気仙沼市のほぼ中間にある。人口約1万8千人の、半農半漁のまちだ。静かで大きな湾口に抱かれ、そこに鮭が遡上する幾筋かの川が流れ込む。リアス式海岸地帯なので、耕地面積は少なく、豊かな森と山に囲まれている。JR気仙沼線の車窓から眺める一帯の眺めは抜群であるが、中心駅の志津川で降りる客は、夏場の海水浴シーズン以外はそれほど多くない。

この町の山手にある入谷地区に、廃校になった小学校を改造した宿舎「さんさん館」がある。ここで育った人達が、自分達の心のよりどころに是非残したいとして、みんなで協力して運営している宿泊施設だ。周辺の農家が、四季折々の体験メニューを用意して、グリーンツーリズム実践の中核センターとして機能していることが大きな特徴だ。現在、漁業関係の体験プログラムも含め、メニューの数は100種類を超えるという。
1階の食堂に、大きなざるのようなものがあるので何かと思ったら、これは養蚕に使う道具で、これに地元主婦の手作りの料理を載せて供するそうだ。2階には、教室を改造した和室や洋室のいろんなタイプの部屋が設えられている。2階に上る階段に、「
はきはきはなす」「
やさしくする」「
しぜんとふれあう」「
ぎりぎりまでがんばる」「
わたしのかんがえをもつ」と書いてあって、この頭文字「はやしぎわ=林際」が元の小学校の名前だ。
こういう里山でのんびりステイすると、子供のころに戻るかも?
さんさん館URL ⇒
http://www5.ocn.ne.jp/~san3kan/
観光協会URL ⇒
http://www.m-kankou.jp/
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