2010年2月15日月曜日

ふかの水揚げ-気仙沼漁港

南三陸町の少し北にある気仙沼漁港のこと。








気仙沼漁港は日本有数の水揚げ高を誇る大きな港で、森進一の演歌にも登場する。遠洋マグロ漁船がたくさん集結しているし、秋刀魚の水揚げでも有数。港のすぐ近くに大島が控えているので、かなり奥深い湾口になっている。湾内で養殖されている牡蠣、ホタテ、ホヤなども、新鮮で美味しい。
 








気仙沼で見かける魚種の中で特異なのは、さめ(ふか)ですかね。市場に並んださめは尾ひれを切り取られて、痛々しい姿を曝している。気仙沼はフカヒレの生産地として名を馳せ、漁港近くの海鮮市場では、フカヒレ関連商品コーナーが、やたらと派手で目立つ。寿司屋ではフカヒレの握りを出すところが多いが、味はさっぱり系。
 
さめの心臓は精力がつくと言うが、生食は独特の臭みがあって、正直言って、旨いと言えるような代物ではない。尾びれ以外はあまり重宝されないさめ肉を何とかしようと、地元では身をフライなどにして学校給食に出しているようであるが、生徒たちの評判はまずまずらしい。
 
 

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